貯金を増やす方法は3つ
貯金を増やす方法は、大まかに分けて以下の3つです。
・節約
・収入を増やす
・資産運用
当然、生活費などの支出を減らせば貯金に回せる金額は増えます。残業や転職で収入そのものを増やす方法もあるでしょう。多少のリスクを許容できるのであれば、資産運用で積極的に増やす方法もおすすめです。
某調査会社が行った2019年~2020年のアンケートによると、お金や資産を増やす方法のトップ3に
節約と
資産運用がランクインしていました。1位が節約で51%、2位は同率1位の貯金で同じく51%、3位が資産運用で29%です。収入を増やすと答えた方は今の仕事で増やすと答えたのが21%、副業が20%、転職が10%と方法別に回答が分散していました。
この調査結果からも、貯金を増やす効果的な方法は上記の
節約・収入を増やす・資産運用の3つであることが分かります。
以下の各項目では、貯金を増やすそれぞれの方法について詳しく解説していきましょう。
方法1.節約する
節約する方法として真っ先に食費をカットすることを考える方もいるでしょう。しかし極端に食事を減らすと栄養不足によって病気や不調を招き、かえって治療費などの莫大な支出につながる可能性があります。
心身に無理なく節約をするためには、以下のポイントを押さえた節約方法がおすすめです。
今の支出額を把握しておく
まずは現在の支出額を正しく把握しておく必要があります。出て行くお金を見直して、できる限り無駄を減らすようにしましょう。
貯金を手軽に増やすのであれば、やはり節約が効果的です。家計簿をつけて支出額を整理すると、節約できる部分が見えてきます。
光熱費など、こまかな部分を節約することも重要ですが、支払い方法も見直しましょう。
決済には、クレジットカードやスマホ決済などあらゆる方法があります。この支払い方法をうまく使い分けることで、ポイントを貯められたり、小銭がないときの支払いを手軽に済ませられたりするメリットがあります。
一方で、明細が分かれて全体の支出が管理しにくくなるため、家計簿上で総額を見直すことが重要です。
把握できない支払い方法は極力避けるか、可能な限りひとつの支払い方法に統一する対策も検討してはいかがでしょうか。
固定費を見直す
次は、毎月発生している大きな固定費を見直してみましょう。
たとえば住居にかける費用やスマホ代、生命保険料などの中で、節約できる部分がないか確認します。
賃貸の場合は家賃が1~2万円安いところに引っ越せば、年間12万円以上の節約が期待できます。スマホ代もプランやキャリアを見直すことで、一人あたり数千円の節約が可能です。最近は格安スマホでも通信量を気にせず利用できるサービスが増えているため、見直すチャンスと言えます。生命保険もオンライン型の掛け金が安く済むものや、一定期間ごとにボーナス金がもらえるプランを選ぶ方法があります。
自動車も保有すると税金などの維持費が発生するため、使用頻度が低い場合は手放して必要なときにレンタルする方法を検討しても良いでしょう。駐車場を借りているのであれば、駐車場代の節約にもつながるはずです。
また、近年は
サブスクサービスが人気を集めています。使用頻度が低下しているにもかかわらず解約を忘れているサービスはないか、一度明細票や会員ページを見直してみてください。
方法2.収入を増やす
節約で支出を減らしつつ収入を増やすこともできたら、理想的ではないでしょうか。収入を増やす方法は、以下のように多岐にわたります。
・今の仕事で収入を増やす
・副業を始める
・アルバイト・パートをする
・より給料の良い会社へ転職する
・ポイ活する
今の仕事で収入を増やす方法は、
たとえばキャリアアップして役職や業務に関する手当を加算してもらったり、基本給を増やしてもらったりすることがあげられます。
残業や夜勤をともなう業種の場合、体力的に問題がなければ積極的に勤務する方法もありますが、長期的に収入を増やしたいのであればキャリアアップがおすすめです。
副業やアルバイト・パートを始める方も少なくありません。ただし会社によっては副業を禁止していたり、自社で養ったスキルや知識を活かせる同業他社でのアルバイトを禁止したりしている場合もあります。
一定の勤続年数や経験を有している場合は、より給料など待遇の良い会社へ転職する選択肢もあります。安易な転職はかえって収入減少につながるため、収入アップが期待できる場合のみ検討しましょう。
また、
「ポイ活」もポイントの種類によっては効果的な対策となります。
多くの店舗で現金と同様に使用できるポイントなら、利用できる資産の増加とも言えます。
方法3.資産運用をする
毎月3万円を貯金できたとしても、老後に必要とされる2千万円を貯めるには約56年かかります。もう少し効率的に資産を確保しておきたいという方は、資産運用も検討しましょう。預金利息が低い現状では、利息分も大きな金額にはなりません。
そのため積極的に貯金を増やしたいのであれば、資産運用も視野に入れるべきです。ここでは資産運用を始めるうえで知っておきたいポイントを紹介します。
税制優遇措置制度を活用する
資産運用で利益を得ると、稼いだ金額に応じて税金が発生します。せっかく増やしたお金を税金で持って行かれてしまっては、貯金できるお金が減ってしまいます。
そこでおすすめなのが、税制優遇措置制度のある資産運用を選ぶことです。税制優遇措置制度を利用できる資産運用方法として、
「つみたてNISA」や「iDeCo」などがあげられます。
・つみたてNISA…一定条件下での値上がり益や配当・分配金を非課税にする制度
・iDeCo…資産運用による利益の非課税など3つの優遇がある個人型確定拠出年金
つみたてNISAは、少額から始める長期・積立・分散投資を支援するために設けられた非課税制度です。最初にNISA口座を開設し、口座で一定金額の範囲内で購入した金融商品の値上がり益、配当・分配金にかかる税金を優遇してくれます。
年率20.315%の源泉徴収課税を20年間節約できるうえ、いつでも解約(資産の売却)ができる手軽さが人気です。
ただし、つみたてNISAは少額投資のひとつです。購入額が
年間40万円までに制限され、購入できる商品が
一定の投資信託に限られていることに注意しておきましょう。
iDeCoは、確定拠出年金制度に基づいた私的年金の一種で、自分の資産から掛け金を拠出して商品を選ぶ運用方法です。自営業者や公務員、主婦も任意で加入でき、5千円から積立ができるため幅広い職種の投資初心者に向いています。
iDeCoは原則的に60歳まで引き出すことができないデメリットがありますが、以下の3つの税制優遇措置が受けられる大きなメリットも持っています。
・年金の掛金が全額所得控除の対象となる
・運用益や配当・分配金などの税金も非課税となる
・受け取り方法に応じて公的年金等控除もしくは退職所得控除が適用される
注意点は、職業によって掛金の上限が決まっていることです。一般的な会社員や主婦などは
2万1千円~2万3千円で、自営業者は
6万8千円までと定められています。
おすすめの金融商品
資産運用は専門知識が必要なイメージが強いものですが、金融商品の選び方や運用方法を工夫することで、初心者でも手軽に始めることができます。近年では、出資の見返りに現金や株式などを受け取られる「クラウドファンディング投資」など、始めやすい金融商品が増えています。
初心者の方におすすめの金融商品は、以下のとおりです。
・投資信託…専門家に運用を任せられる
・ETF(上場投資信託)…上場株式と同様に売買される
・株式…持っているだけで配当金が期待できる
・iDeCo…私的年金で3つの税制優遇措置が受けられる
・不動産投資…長期・安定的なリターンを得られる
・クラウドファンディング投資…株式や投資信託より高い利回りも狙える
上記の中でも、「専門知識を必要としない金融商品で、少額から始めたい」という方であれば、前述したクラウドファンディング投資がおすすめです。特に応援型不動産クラウドファンディング「
利回りくん」なら、社会貢献できる満足感も得られます。
応援型不動産クラウドファンディング「利回りくん」は、
一口1万円から誰でも出資できる少額投資商品です。
利回りが4%前後と、株式の配当金や投資信託よりも高い商品も多く取り扱っています。
応援型不動産クラウドファンディングは、
投資を通じて誰かの目標や夢を支援できることが特徴です。社会貢献だけではなく、ときには地域創生の支援につながることもあります。
業界知識がなくても手軽に始められるため、ローリスクな資産運用から体験してみたい方は、「
利回りくん」をぜひチェックしてみてください。
まとめ
貯金を増やすための手軽で効果的な方法は、節約と収入を増やすことです。節約や貯金だけでは効率的に貯金を増やせないと感じる方は、第三の方法として資産運用も検討してはいかがでしょうか。
専門知識やまとまった大金が必要というイメージが強い資産運用ですが、初心者でも手軽に始められる金融商品もあります。
たとえば応援型不動産クラウドファンディング「利回りくん」なら、一口1万円からと始めやすいため、初心者の方におすすめです。